私は当時「機械のものづくりが出来る会社」に焦点を絞り、地元が岡山なので、研究開発職を募集している広島～大阪の企業を中心に就職活動をしていました。そういった中で、大卒もエントリーできる研究開発職の会社説明会に行ってみると、周りは院卒ばかりということがよくありました。院卒でないと厳しいのかも…という考えがよぎる中、参加したみのる産業の説明会では、先輩社員の方の話から、大卒でも頑張ればやれる！という雰囲気を感じただけでなく、実験段階から試作、梱包、取説作成、製品化後のフォローまで、全て直接関わることができること、さらに先輩社員の方ご自身がそのことに満足されている様子が伝わってきて、やりたかった自分の「機械のものづくり」と重なり、一気に第一志望となりました。

　私は第４研究部に所属し、徳島県・徳島大学とともに、施設園芸（ミニトマト）の省力化のためのロボットおよび機器類の開発を行っています。開発は本社（岡山）で行っていますが、現場（みのるファーム）での機器の動作確認や徳島大学との打合せのため、月に1～2回の頻度で徳島へ出張に行っています。
　無人走行が可能な自動搬送ロボットの開発では、カーブを曲がる際の課題があり、負荷のかかり具合を見るために、電流値などを計測する試験を根気強く行いました。そのデータを元に上司や先輩と協力し、一緒になって原因とその対応策を考え、最終的には動きをより細かく制御することでその課題を解決をすることができました。他の開発中の機器でも同様のことがあり、正直さまざまな苦労がありますが、開発を進める中、チームで課題を解決していく充実感を感じています。